意外と知らない「バンコク」の語源・意味とは?

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タイの首都はみなさんご存知の「バンコク Bangkok」ですが、地元の人達はバンコクとは呼びません。さて、何と呼ぶのでしょう。

正解は「クルンテープ กรุงเทพ」ですね。意味は「天使の都」です。このクルンテープと言うのが、実はとても長い名前の略だというのは有名な話でしょう。

กรุงเทพมหานคร อมรรัตนโกสินทร์ มหินทรายุธยา มหาดิลกภพ นพรัตน์ราชธานีบุรีรมย์ อุดมราชนิเวศน์มหาสถาน อมรพิมานอวตารสถิต สักกะทัตติยวิษณุกรรมประสิทธิ์

クルンテープマハナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラアユッタヤー・マハーディロッカポップ・ノッパラッタラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーンアワターンサティット・サッカタットティヤウィサヌカムプラシット

頭の部分がクルンテープ、ですね。いやー、改めて見てみると本当に長い!タイ人の中でも、正式名称言えない人もいます。覚えるための歌があったりします。

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1分7秒あたりから歌が始まります。前奏が長いw

ということで、タイの首都は「クルンテープ」なのですが日本を含めた外国では「バンコク」と呼ばれています。タイの標識や高速道路などでも英語表記では普通に「Bangkok」と書かれています。日本で言えば東京が外国からは「EDO」と呼ばれてるような感じでしょうか。ちょっと違うかなw

その語源とは?

バンコク、はタイ語で表記するとบางกอกとなります。บางは「いくつかの」などという意味でกอกは元々はマコーク มะกอก から訛ったものと言われています。マコークとは英名でSpondia mombinというオリーブに似た実をつける木のようです。色々と調べてみると、ソムタムなどにも入っている実をつけるうるし科の樹木のようです。ただ、ページによってはオリーブと記載されているところもあって正確なところは調べ中です。

んでもってバーン บางなのですが、これは他にも「水辺/海辺」「村」等という意味も持っているらしいんですね。とココで気づくのが、タイにはバーン何々という土地名がとてもたくさんあるということです。バンコク周辺だけでもかなりありますし、BTSの駅にもバーンワー บางหว้า、バーンジャーク บางจาก、バンナー บางนาと3つも存在しますし、建設予定ではバーンプー、バーンウェークなども存在しています。MRTの片方の終点もバーンスーという駅です。いずれも頭にบางがつきます。イメージとしては「〜村」とか「〜区」「〜地方」といった感じなのではないでしょうか。

ここでまたバンコクの話に戻ると、元々はバーンマコーク บางมะกอกだったと言いますがなぜコレが世界中に「バンコク」として広まってしまったのでしょうか。

一般にはアユタヤ王朝時代、トンブリー(チャオプラヤ川を挟んでバンコク中心部の対岸側)にある要塞に駐屯していたポルトガル傭兵団がこの地の地名を現地人に訪ねたところこの名前が答えとして返ってきたが、バーンコークは固有名詞ではなく普通名詞なのでこれが誤って広まり定着したとされる。一方、17世紀のフランスの外交官、シモン・ド・ラ・ルベールは本当の名前であるトン(ブリー)を外国人から隠すためにわざとバンコクという名を用いているとしている。いずれにせよ、外国ではこの地をバンコクと呼ぶことが定着した。

バンコク – Wikipedia

と、ポルトガルの傭兵団が元々の要因とされています。元々トンブリ川のある一定の土地が、アユタヤ朝が存在している時に、川を行き来する船を監視する重要な拠点で、そこのことを説明したときに全体の町の名前をバーンマコーク、と思ってしまったのでしょう。要するに勘違いから広まってしまったということですね。しかし、それをそのまま許容しているのが、なんだかタイっぽいなぁと思ってしまいました。

タイ人はバンコクとはまず言わないで、基本的にはクルンテープ、と呼びます。そういえばボクもクルンテープ、とはよく言いますが、「バンコク」というのを日常生活で口にすることはほとんど無くなっていますね。みなさんもコレを機会にぜひ覚えて、タイに来た時には使ってみて下さい!あ、このページの名前も本当は「クルンテープガォ!」にするべきだったのかな…w

ということで、意外と知らない「バンコク」の語源・意味とは?でした!

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