タイ国歌と国王賛歌

タイでは、朝の8時と夕方の18時になると公共の場で国歌が流れて聞こえる範囲の人達は直立不動で歌が終わるまで動かないのはよく知られています。止まらないと最悪の場合は不敬罪にて逮捕されます。

チャトゥチャックのウィークエンド・マーケットでの国歌斉唱場面。止まっていない人は、恐らく観光客かと思われます。タイ人でもほんの少し止まらない人もいますが、基本的にほとんどの人が止まっています。

実はタイではこの朝と夕方の国歌だけではなく、他の場所でも歌を聞いて全員起立・直立不動とならなければいけない時があります。ご存じの方も多いかと思いますが、一番出会う場面が多いのは映画館です。映画はタイでは非常にポピュラーな娯楽で、デートなどでも頻繁に利用されます。この上映前に行われるのが王様が様々な場所へ行ったりする様子を写したビデオの上映で、その時に歌も流れます。

この歌も国歌と言う人も多いのですが、実は違います。こっちで流れているのは「国王賛歌」です。

http://https://www.youtube.com/watch?v=uIyDJezgu5o

映画館だけではなく、上のビデオのようにたくさん人が集まる場所で流されることが多い歌です。コンサート会場や演劇の開始前にも流れます。そして、この歌が流れた時も国歌の時と同様起立しなくてはいけません。ちなみにこの歌の作曲はロシア人の作曲家だそうです。

歌詞はナリサラ・ヌワットティウォング王子が作詞したものを、1913年頃にラーマ6世が修正。作曲はロシア人作曲家Пётр Андреевич Щуровский (1850-1908)による。

映画を観に行ったら、確かめてみて下さい!