サービス業ってなんだろう

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今回の記事は、あんまりタイには関係ないかもしれません。つか、関係無いですね。今、ちょっと話題になっている以下の記事を読んで、ふと思ったことがあったので勢いで書きます。

http://www.meg2.net/entry/2016/05/03/103900
http://dokuhaku.hatenablog.jp/entry/2016/05/03/213221

まぁタイトルもタイトルなんで釣り気味なのはわかって書いてるんですけどね。ボクも日本にいる頃にはサービス業に従事していた時間が長いし、自分で飲食店をやってたこともありました。その頃のことを振り返ってみると、一種の『お客さん恐怖症』に陥りそうになっていたなぁ、とか思ったりします。もちろん、いいお客さんがほとんどだったんですが、中にはわざわざアラを見つけてネチネチ言ってきたり、ネットに書いたりする人もいたんですよ。それが目的で来店されたりとか。タイ料理好きがこじれちゃって日本のタイ料理店に来て、あーでもないこーでもないって難癖つけたがるタイプの人って、意外に多いんです。100人、200人の内のたった一人がそのタイプでも、今の社会では結構なダメージを受けたりしちゃいますからね。個人店でそんなことされたら、キツイってトコも多いと思いますよ。某ログさんは、飲食店側からの掲載拒否は全く受け付けてくれないですし。自分で店をやってる頃に言われたクレームでもいくつか印象に残ってるのがあります。

  • アンタ、定休日変えなさい!そしたら、食べに行ってあげるから。
  • ココのガパオ、肉とガパオ、唐辛子しか入ってないじゃん!
  • センヤイが生麺じゃないのは、何か特別な理由あるの?
  • え?ここメンダー(タガメ)置いてないのwww

定休日変えろってのも凄いし『食べに行ってあげる』ってすげー日本語ですね。口に出して言ってみると、めっちゃ違和感ですよ。今書いてても、クラクラきます。どうやって生きてきたら、こんな言葉を放つ人間になるんだろう、とか思います。ガパオに他に何を入れろと言うんでしょうか。確かに玉ねぎとかピーマンとかしめじとか入ってるタイプのガパオを提供してるトコもありますけど。せいぜいインゲンですかね。いや、生麺出したいですよ!でも、なかなか難しいんです。今は、日本で作ってるトコあるのかなぁ。当時は探したり、製麺所に相談しに行ったりしましたがダメでした。タイに行った時には持ち帰ったり、送ったりもしましたけどね。そこはタイ料理が好きなら、なおさら察していただきたかった。最後のはさすがに笑っちゃいました。バンコクの飲食店でも、置いてるトコなんてそんなに無いですwきっと、覚えたてだったんだろう、とか逆に微笑ましくなりました。

んでもって、上記の記事の話なんですけどね。やっぱり日本のサービス業っていうのは、すんごいレベルになってるんだなぁ、と思いました。コメダの新聞のホッチキスの止め方一つでここまで怒って、それが記事として炎上するっていう状態も、異常というか。これ、実際に話してるの聞かされても「へー」で終わる話じゃないのかしら。んで、この記事書いた方の「飲食」ってタグがある他の記事もいくつか読んだのですが、これ

http://www.meg2.net/entry/2015/11/18/200000

とか読んで「お、おぅ…」って言う気持ちになりましたですよ。「空いているお席へどうぞ」って言う言葉すら受け入れられないって、ちょっと凄くないですか?ボクがおかしいのかな。ランチの時に「日替りですか」って聞くのは、忙しい&かきいれ時であるランチタイムに他のお客さんを待たせちゃうから出てくる言葉だと思います。そこで「はい」で終わればお互いOKですし「考えます」って言ってもらえればそれでいいわけですし。お金を先に入れないと、ってのはメニュー選んでから実は一万円札しか無くて、そこから両替とかされちゃうと、後のお客さんが待つことになるとか考えないんですかね。まぁそういうと「俺はちゃんと小銭まで用意してる!」って言うのかもだけど。メニューに写真がない、ってこういうお客さんは、少しでもメニューが変わらないと「いつも同じメニューだ」と言うんですよね。毎度々々写真付きのメニュー作って、そのコストが料理に上乗せされちゃうのは受け入れてくれるのかな。等など…なんていうか、自分のことばっかり考えてると、こういうお客さんになっちゃうのかなぁ、とか思ったりしました。

2つ目の記事の方に書かれてた

激安チェーン店であろうが、無料であろうが、サービスとして提供している以上は、そこに責任を持つのが当たり前だし、従業員がそれにきちんと応対しないのであれば責任をもって従業員教育をやるべきだと、私は思います。

サービスとして提供している以上は、っていうけれど、新聞タダで読めるようにしてるのは、おまけじゃん!ラッキーアイテムじゃん!毎日の新聞代もかかるし、回転率も落ちる。それでも置いてあるのは、あくまでも店側からの好意なんじゃないですかね。サービスとして提供、しているわけじゃないと思いますよ。従業員がそれにキチンと対応しない、ってちゃんとホッチキスで下も止めたんでしょ。十分対応出来てると思いますけどねぇ…。

クレーム頂くお客さんに共通してるなぁと思うのが『自分こそがノーマルで普通のお客様なんだ。』って思ってるトコ。みんな自分と同じ考え方をすると思ってる。そんな事あるわけ無いのになぁ。あとね、こういうお客さんに限って、大して行ってなかった店が閉店するってなった途端に「イイ店だったのに残念です」ってFacebookとかtwitterに書きがちなんですよ。あとそんなに好きじゃなかったミュージシャンとか役者が亡くなった時に「ご冥福をお祈りします」とか「R.I.P.」とかって書いちゃうの。そんな事書く前に、イイと思ったら何度でも店に通っとけよ、CD買っとけよって思うんですけどね。通ってたら、閉店してなかったかもよ、って。

サービス業って、サービスを売ってるっぽく聞こえますけど、違うと思うんですよ。飲食店は飲食サービス業、飲食をサービスする業であって、サービスをサービスする業じゃ無いと思うんです。ホスピタリティの部分はプラスアルファであって。もちろん、最低限の接客ってのはあると思いますし、そこを更に追求して提供していくのは大切なことなんですけど、それを大衆店のアルバイトにまで求めちゃうのって、逆にさもしくないですかね。そしてホスピタリティの無い店なんて、いちいち目くじら立て無くても、ほっときゃ潰れますよ。

バンコク住んでて、飲食店でサービス悪いなんて言うのは当たり前ですし、そもそもサービス業なんていう感覚じゃないですよね。お店側は美味しい物作って、提供する。お客さんはその美味しいものに対価を払うだけ。美味しくなければ、とっとと潰れますし。美味しければ繁盛する。実際に暮らしてみると、彼ら彼女らの給料と、提供されている食事の質と店の雰囲気考えたら、それってふつーだなぁ、とか思うわけです。きっちりしたサービス受けたければ、そういう店に行けばいいわけで。バンコクにはそんな店もわんさかありますし。

もちろん日本式のホスピタリティは素晴らしいと思います。でも、それってみんなが大ッキライなブラック的な労働の上に成り立っちゃってるんじゃないかと、みんなも薄々気付いてるでしょう。今、日本の外食ってびっくりするぐらい安いですよね。どうやったら利益出るんだろうと思うぐらいの値段で提供されてるもの、たくさんあると思います。だから、働いている人の給料も、すげー安いですよ。その結果、巡り巡って廃棄処理されるべきカツが売られてたりするっていうのは、やっぱりどっか歪んじゃってるんじゃないでしょうかね。一緒に流れてきた、こんなニュースもありました。

http://news.ameba.jp/20160502-757/

200円で唐揚げ5個も入ってるのか…。別に結論があるわけでも、すかっとした提案があるわけでもないんですが、色々と思ったんで書きました。

バンコク最高!(雑な締め)

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